Columnマイソール協会コラム
内科疾患にも有効なmysole® リハビリ職種が身につけるべきmysole®理論 ③
リハビリテーションの現場では手足がとても冷たい患者さんに会うことが多いです。
これは末梢循環の悪い方に多い現象です。
多くの患者さんは何かしらの怪我や疾患により以前と比べて活動性が低下している状態にあることが多いですが、そんな中で体の循環が徐々に悪化し、特に末梢の手や足にその症状が表面化することが多いというのが実情です。
皆さんはここでどのようなアプローチを展開しますか?
もちろん徒手療法や温熱療法(物理療法)も有効であることは言うまでもありません。
しかしその効果を少しでも長く持続させようと思うと、足元からの管理が非常に有効です。
足元は床と設置する唯一の部位であり、その場所からのアプローチが患者さんの活動性とその効果の持続に大きな影響を与えることになるから、です。
我々は普段、徒手療法などによって効果を長引かせるために様々なアプローチを展開します。
例えば関節可動域訓練はその代表例になります。
特別な徒手療法ではなくとも、関節可動域訓練で末梢循環の血流は大きく改善します。ところが患者さんがその後動かすということを自分でしなければその効果はすぐに元に戻ってしまいます。効果の持続性だけが重要なわけではもちろんありませんが、活動性を向上させるためのアプローチとして声かけ以外に、その動きの軽やかさ滑らかさを実感させるアプローチとして、インソールは非常に有効な働きをしてくれます。
ではインソールであれば何でもいいのでしょうか。
そうでもありません。前回のコラムでも書きましたが多くのインソールは固すぎて患者さん自身も痛みを感じてしまったり筋骨格の動きを制限してしまったりすることが非常に多いからです。
重要なのは動きの滑らかさを実感することができるかどうかです。そして徒手療法や物理療法の後に患者さん自身が感じることができるかどうかが非常に重要になります。
私たち理学療法士の得意分野として運動療法があります。その運動療法実施時に、いかに自分の体の外の情報からのフィードバックを得ることができるかどうかが、とても大切です。筋骨格系などの身体的なフィードバックだけではなく、末梢神経からのフィードバックを使用することで、その効果はさらに変化します。そして重要なのは、快適かどうか、です。
マイソールは普段動作時の様々な原因による疼痛の緩和に非常に効果的な結果を出しています。これは運動療法を行う上で非常に大切な意味合いがあります。
先ほど書いたフィードバックの中に疼痛も入ると思いますが、動作を滑らかに遂行する上で疼痛は阻害因子になる可能性があります。硬すぎるインソールの場合、身体的なフィードバックは疼痛に繋がる場合があるので注意が必要です。
マイソールは動作を見ながら評価をすることができ、完成後には遂行時の快適さを見出すことができます。
また多くの実例で疲労感の軽減を出すことができています。これもまたフィードバックの上でポジティブな要因になっています。
冒頭に書いた末梢循環の血流不全はネガティブなフィードバックにつながる可能性がありますが、慢性炎症や糖尿病などは末梢の血流不全を起こすことが多く、身体的にネガティブなフィードバックを惹起させる可能性があります。
そういう意味で整形外科的な疾患のみならず、内科的な症状に対してもマイソールは非常にポジティブな結果を出すことができます。
内科疾患があり、特に末梢に冷えを感じている方にもぜひマイソールをお勧めしてあげてください。
理学療法士 森本義朗
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