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扁平足でなにが悪い!!

足部

2021.01.28

 


 

『扁平足が原因ですね~』

『扁平足を何とかしないといけませんね~』

 

よくリハビリ室で聞かれる患者さんとの会話です。

確かに扁平足が原因で、足にトラブルを来してしまっている患者さんによく遭遇します。

世の中では扁平足が悪者の様に扱われがちですが、果たして本当にそうでしょうか。

医学的に「扁平足」と診断されるような場合でも実際は症状のないことがほとんどで、先天奇形等を除けば、扁平足は無症状と言い切ってもいいほどです。もちろん、扁平足が知能や体力の発達に悪いと言う医学的根拠もありません。

 

下肢トラブルの誘発率を上げてしまう扁平足ですが、扁平足そのものは病気ではありませんし、私は扁平足そのものを否定的には捉えません。

 

 

その方にとって必要な足部の形状変化である、もしくは可動性のある扁平足は柔軟性に富んでいて変化を出しやすい、コントロールしやすい足と捉えるようにしています。

 

諸家の研究によれば足部のトレーニングによってアーチ高率の上昇を認め、足部形成は後天的に可能である事を証明している論文も散見しますが、現実にはなかなかそれは難しいように感じます。

 

もちろん適度なアーチがある事に越した事はありませんので、インソールのようなツールを用いて

足部に対しアプローチをする事でリハビリを加速させる事も可能になるわけですが、過度なアーチサポートを用いる事は慎重になるべきです。

 

アーチサポートを用いる事で急激に足の形を変えてしまい、かえって足の機能を低下させ問題を悪化させる事もあるためです。

https://mysole.jp/kyokai/column/archives/790/ 

(過去の記事も是非ご覧ください)

 

 

ですので、

ここで重要になるのは足の形を変える事ではなく、足の使い方を変える事だと考えています。

 

 

足部の一部分に機能低下を来している箇所があれば足の使い方が偏り、偏った足の使い方は結果的に足の形を崩します。

 

足部の形状を整える事に拘るのではなく、足部の使い方を変える事が出来れば結果的に足の形も変わってくる、という視点が足部領域でのリハビリテーションでは必要です。

 

 

mysole理論では動作中の足部の挙動から必要な動きを能動的に引き出し、足部にアプローチをすることが可能です。足の形状変化だけに拘らず、必要な動きを誘導するmysole理論は一貫した思考の過程で小児から高齢者、トップアスリートまで対応が可能です。

 

運動器リハビリテーションに従事するビギナーから、エキスパートまで臨床で活かせる理論になっていますので、是非一緒に学んでみませんか。

 

 

https://mysole.jp/kyokai/seminar/ セミナーの申し込みはこちらから!!

 

 

扁平足でもいいんです!足の使い方を間違わなければ!

 

理学療法 芋川雄樹

ysole協会は【あなたの挑戦と足元から全身の健康】を全力でサポートします

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