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マイソール協会コラム
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mysole理論

mysole®

2020.09.11

はじめに・・・

 

今回は、マイソールパッドについて考えてみたいと思います。

 

これまで、幸運なことに多くの講演の機会をいただき、マイソールセミナー以外にも、足のセミナーなどで持論をお伝えして参りました。

その中でもマイソールセミナーは、私のこれまでの臨床経験と足についてのアプローチを存分に組み込んで、マイソール理論を考案・構築してきたつもりです。

 

マイソール理論とは

パッドによる足部および身体運動のコントロールを行う一つの手法であり、唯一無二のアプローチではありません。

つまりは他の材質を使ってもできる可能性も大いにあります。

しかしながら、マイソールパッドは形状や厚み、材質に拘り、その理論も運動学と動作分析学に基づいて実にシンプルに構築され、これら材質・製法✖理論の融合により、新しい知見を得て、皆さまに発信できるよう進化を続けています。

 

この理論で重要な点は、評価者の思考によってパッド配置が違うということです。

つまり、対象者の動作の捉え方は、各マイスターで違うため、パッド配置が異なる可能性が高いということです。

これは、一見同じような製品でも、全く違った内容の製品である可能性が高いということです。

 

 

つまり評価の正確性が、パッドを正しい位置に配置することができる最も重要な事項となります。

理学療法の分野においては、詳細な評価ができることは、良いアプローチができる可能性が高くなります。

マイソールの評価は、あくまで動作分析学と障害学各論との関連性を考えることに真髄があるわけで、

これは理学療法評価学と同様な点が多々あり、つまりパッドでできることは、徒手的に治療的アプローチをしても同じ反応が得られるということです。

パッドでしかできないことももちろんありますが、ほとんどは徒手的アプローチで再現可能です。

 

しかしながら、バッドでのアプローチは、貼るだけでその場で瞬時に動作改善が得られる優れた手法であることも事実です。

この瞬時の変化は、患者さま自身の実感を得ることができることに加えて、セラピストの治療の方向性をも見出す大きな指標となり得ます。

私は、この瞬時の反応を正確かつ確実に捉えて、理学療法アプローチの方向性を提案するフットケアコンサルタントとして、臨床に取り入れています。

 

ライセンスを取得されているマイスターの方々は、マイソールを作製しなくとも、マイソールパッド理論を大いにご活用いただき、臨床にお役立てされることを切に願っております。

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