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サッカーシューズのあれこれ 第1弾

mysole®

2025.05.02

今回のコラムでは「サッカーシューズ」についてお話していきます。

私自身、幼少期からサッカーをしており当時からサッカースパイクが大好きでした!

今でも時々スポーツショップへ最新スパイクを見に行ったりします()

そこでサッカースパイクについてあれこれを2弾に分けて話していこうと思います。

サッカーシューズの種類

サッカーシューズには大きく分けてスパイクとトレーニングシューズの2種類があります。

スパイク

アウトソールにスタッドといわれる突起がついており、グリップ力や安定性が高く、アジリティやドリブルのしやすさ、キック時の安定性向上などといったパフォーマンスの向上が期待できます。

スタッドにもグラウンドごとに種類があり、プレーするグラウンドに合わせてスタッドの種類を選択しましょう。スタッドの種類は製品名と一緒に記載されているケースが多く、迷う場合はショップ店員さんに必ず確認をしましょう。

HG(ハードグラウンド):硬い土のグラウンド対応

AG(アーティフィシャルグラウンド):人工芝グラウンド対応

FG(ファームグラウンド):天然芝グラウンド対応

MG(マルチグラウンド):様々なグラウンドに対応

 

トレーニングシューズ

トレーニングシューズは屋内や屋外のハードなグラウンド(土や人工芝)でプレーする際に適したシューズで屋内用はIN(インドア)、屋外用はTF(ターフ)と記載されているケースが多いです。

スパイクと比較しグリップ力は劣りますが、クッション性が良く足への負担が軽減できます。

その為、長時間のトレーニングでも負担を軽減しながらプレーが可能です。

成長期の子供に多いシーバー病やオスグット、有痛性外脛骨障害、種子骨障害などのケガの予防として練習の際はトレーニングシューズ、試合の時はスパイクを使用と使い分けをすることもおすすめです。

近年では、低学年はトレーニングシューズのみで試合が多くなってくる4年生以降からスパイク使用を許可しているチームも増えてきている印象です。

ジュニアユース・ユース年代でもケガが多い選手は練習の際はトレーニングシューズを使用しているケースもあります。プロ選手でも練習時のグラウンド状況に合わせてトレーニングシューズを選択している選手もいるみたいです。

サッカーシューズのアッパー素材

サッカーシューズのアッパー素材には天然皮革または人工皮革が使用されています。

天然皮革はカンガルーレザーやカウレザーが使用されており、柔らかくて足馴染みが非常に良く、また、ボールタッチやドリブル感触も良いです。しかし、レザーを使用しているので使用後の手入れが大変であったり、人工皮革と比べると耐久性が若干劣っていたり型崩れが起きやすかったりします。

人工皮革は天然皮革と比べるとアッパーの硬さがありますが、耐久性にも優れていたり型崩れしづらかったりするメリットがあります。アッパーの伸張性が天然皮革と比べると低いので、足に合ったモデルを選択しないと靴擦れ・足の痛みに繋がるケースもあるでしょう。

しかし、各メーカーの技術もここ数年でかなり向上しているので、人工皮革も私の学生時代の時と比べるとアッパーの柔軟性、足馴染みの良さ、ボールコントロールのしやすさは断然に上がっている印象です。(あくまで私個人の感想です。笑)

アッパー素材の選択は自分の好みや足に合っているか、足にお悩みがあればそこも加味して選択するのが良いでしょう。

 

サッカーシューズのサイズ選択

サッカーシューズのサイズを選ぶ際の注意点。

普段靴とは違い、サッカーシューズはタイトフィットに成型されているシューズがほとんどです。

必ずしも普段靴と同じサイズ感というわけではありません。同じメーカー・同じモデルのシューズであっても、一定の期間でラスト(足型)やアッパー素材、アウトソールなどのモデルチェンジをしている可能性があるのでショップで試し履きをしてから購入することを強くおすすめします。

 

普段靴を選ぶ際の目安としては足の実寸サイズから+1㎝前後が理想です。

しかし、サッカーはボールを足で扱うスポーツなので1㎝もあまりがあると障害のリスクは上がってしまうと考えています。自分の足の実寸サイズとシューズのサイズに大きなラグがあることでキック時に地面を蹴ってしまい足関節前面の痛みを誘発してしまった症例や切り返しの際にシューズ内での足のズレが生じ、うまく踏み込めずに捻挫をしてしまった症例もいくつも経験しています。

それぞれシューズのフィッティング時の好みもあるとは思いますが、サッカーシューズのサイズは足の実寸サイズから+0.5㎝程度がおすすめです。

 

サッカーシューズはそもそもタイトフィットに作られており多少のキツさはありますがアッパー素材が伸びて足に馴染んでくるものなのでピッタリくらいで履くのが個人的には良い考えています。しかし、キツすぎても足趾の動きが制限されてしまうので必ずショップで試し履きをしましょう!!

 

サッカー競技者にインソール作製をすることも多いですが、シューズのサイズ感を見たときに大きめサイズで履いている方も非常に多くサイズの見直しを提案するケースが多々あります。

なぜならサッカーシューズはサイズ選びが非常に大切だからです。

何度も言いますが、自分の足に合ったサイズを選ぶだけでパフォーマンアップ・障害予防に繋がります。

「新しいスパイクを買ったら必ず靴擦れをします。」

こんな悩みを相談されたことがあります。スパイクを履いて見せてもらったらつま先部分は1㎝以上空いていました。確実にサイズが合っていないからです。サイズを見直すだけで靴擦れを起こしづらくできます。

 

成長期のお子様、成長を見越して大きめのサイズを買われるケースも多いでしょう。

絶対にダメです…..。

気持ちは非常に分かりますが、サイズが合っていないとシューズの消耗も早くなります。

 

普段靴選びでも言えることですが、

「この足にはこのシューズがいい!」「あなたのサイズはこれで完璧だ!」などのようなことを正確にお伝えするのは非常に難しく、現在でも常に試行錯誤、勉強しながら日々向き合っています。

今回のコラムは少々マニアックな内容になりましたが、私自身の経験やサッカーシューズ好きが高じてスポーツショップへ見に行ったり調べたりした内容をもとにお伝えしました!

これからももっとサッカーシューズの知識を付けたいと思います!笑

 

次回の第2弾では、専門家からみたサッカーシューズの選び方やmysoleの合わせ方などをお伝えいたします。

 


mysole協会 鷲﨑翔太

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