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シューズのフィッティングを高める3つの方法

足部

2022.05.20

前回は「シューズの機能を確かめる3つのポイント」をお伝えさせて頂きました。

 

 

 

どんなに機能性のあるシューズを履いても、

どんなに優れたインソールを入れたとしても、

履き方が誤っている場合は、シューズ、インソールの機能が活かされなくなってしまいます。

 

そこで今回は、シューズの機能の確かめ方が大まかにわかったところで、その機能を引き出すためのフィッティング方法をお伝えしていきます。

 

 

 

 

  •  1.踵を収める

シューズの機能を高めるために、シューズに対する踵の収まりはとても重要になります。ですので、靴を履く際の最初の工程でここが大切になります。

やり方は簡単です。

シューズに足を入れたら、踵をトントンとしてください。

こうすることでフィット感が高まり、踵の収まりが良くなります。

 

 

  • 2. シュータンを正面に向ける

シュータンは足の甲の部分にあたるべろの部分です。

機能としては足の収まりをよくすることとシューズ内の足の前滑りを防ぐことが挙げられます。

靴紐を結ぶ前にべろを正面に向けてみましょう。

 

  •  3.紐を結ぶ

最後は紐によるフィッティングです。

毎回結び直すのは正直億劫なのですが、ここを怠ると全てがパーになりますので、都度履くたびに結び直すことをお勧めします。

よく見かけるのが、足首側の最後のハトメを通さず手前で結んでいる方が多いかと思いますが、ここを最後まで通して紐を結ぶだけでもシューズのフィット感が上がりますので是非試してみてください。

 

 

結び方の一例を挙げますと、輪っかをつくり紐をクロスしてお互いの輪に通します。あとは通常通り紐を結びます。

 

 

 

 

 

 

いかがでしょうか?

今回お伝えした①〜③の工程を踏んでシューズを履いてもらうと運動効率が上がるので、長距離歩いた後や運動後の脚の疲労感は違いを感じるでしょうし、外反母趾、足底腱膜炎等の様々な足のトラブルを予防するための一助になりますので、是非日頃から意識して履いてみてください。

 

 

理学療法士 井上雄太

 

 

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