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足部のみかたシリーズ⑩  ~フォワードランジについて~

足部

2020.10.22

フォワードランジについて

 

※前回のコラム『足部のみかたシリーズ⑨ ~片脚立位の応用的な動き~』もご覧ください。

フォワードランジはADLの中では、さほど見られない動作ではありますが、アスリートやスポーツ愛好家など、活動量が大きく激しい運動をする方にはぜひ見ていただきたい動作項目です。

 

この動作は、立位姿勢の状態から、一般的には所謂キレイな立位姿勢をとった状態から、どちらか一方の下肢を大きく前方に踏み出します。

踏み出した下肢は、足関節・膝関節・股関節の屈曲運動の機能を必要とされ、いずれもタイミングよく動かなければならないという、少し難易度の高い動作です。

 

この動作は、矢状面でいうと股関節・膝関節がうまく連動して同時期に曲がっていくことで円滑で負荷の分散されたものになりますが、よくあるケースとしては、股関節の不十分な屈曲角度によって、膝関節に大きな負荷をかけてしまうケースがあります。

 

これは、スクワットでも同様のことがあり、膝関節の屈曲を意識しすぎて、股関節を十分に屈曲させずに遂行することが多くみられます。またこの原因として、足関節の背屈運動の制限の場合も多くみられます。

 

次に前額面でのチェック事項です。

 

もちろん体幹は正中位、とくに左右への体幹傾斜や側屈などの代償的に不安定性のある運動は、NGです。

つまり正面から観察して、左右方向への運動のブレのようなものはNGということは、足でいうと回内外、膝でいうと内外反と回旋、股関節でいうと内外転と回旋 ということになります。

 

最も観察しやすいのは、真ん中に位置する、膝関節とくにパテラの軌道に着目をすると良いでしょう。

 

フォワードランジ動作の際に、下肢の屈曲角が増えていくごとに、パテラの軌道が左右方向へ動くことがあります。

 

これは動く範囲の正常・異常の判断が曖昧になりがちですが、大きく速いブレや、毎回軌道が違うなどの不安定要素が見られたら、異常性ありと判断します。

ですので、少し注意深く観る必要性があります。

 

 

 

理学療法士 山口剛司


足部のみかたシリーズは『足部』からご覧いただけます

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