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これからの療法士が考える視点

その他

2019.10.02

理学療法士の働く場所と言えば、病院、クリニック、施設がメインですね。

 

最近は保険外サービス、という考え方が浸透してきました。

 

もともと保険外サービスという概念の少ない業界でしたので、どうしても抵抗感を感じる方もい多いように思います。

 

しかし、全国的に保険外サービスそのものが大きな流れとして求められる時代に、すでになっています。

 

そこで、理学療法士の皆さんに求められるものが少し変わってきています。

 

もちろん、基本的な「理学療法評価」に始まり、ICFに基づいて「理学療法」を治療プログラムとして展開できるのは当然です。

この点についてはまた改めるとして

 

現代の日本で理学療法士に求められるもの、それはなんでしょうか。

 

それは、プレゼンテーションスキル(プレゼン力)・ネゴシエーションスキル(交渉力)にあると私は考えています。

 

必要なスキルはもちろんこれだけではないですが。

 

プレゼン力・交渉力のスキルを持っていると、自分がどんな理学療法士で、どんなことができるのかを説明することができ、患者さんを含む対象者への説明や進行が非常にスムーズになります。

 

今回はまず、プレゼンテーションスキルにフォーカスしていきましょう。

 

一度、自分自身が

「なにができるのか」

「なにが好きなのか」

「どんな理学療法士になりたいか」

など、書き出してみてください。

 

それをすることでなんとなくしか見えてなかったものが見えるようになっていきます。

 

それは多く場合、課題が見えることが多いはずです。

 

落ち込むことはありません、それこそがアクションのタイミングだからです。

 

保険内外問わず、自分がどんなセラピストになりたいかが見えてきた時、それが必要な理由を誰かに話してみてください。

 

それが、プレゼンテーションスキルです。

 

プレゼンスキルは、患者さんへの説明にも繋がります。

 

それができることは、患者さんとの血の通った関係性を構築することになります。

 

本当に求められる理学療法士像、そのための一歩として、まずはプレゼンスキルを磨いてみてはいかがでしょうか。

 

それはいつか交渉力にかならず繋がっていきます。

 

武器になる知識や技術は必ず「自分がどんな理学療法士」であるかを説明できる大切なものになります。

 

様々なフィールドで活躍できる能力を磨き、自分のプレゼンスキルを高めていってください。

 

次回はネゴシエーションスキル(交渉力)について書いていきたいと思います。

 

理学療法士 森本義朗

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