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リハビリ職種なら絶対に抑えておきたい足部の機能⑤

足部

2019.10.30

 

 

リハビリ職種なら絶対に抑えておきたい!【足部の機能⑤】

 

身体に加わる衝撃の吸収機構

身体の土台として位置する足部には動作の度に様々な衝撃が加わります。歩行は,下肢への荷重と非荷重を繰り返す動作であり,両下肢間での荷重の受け継ぎは重要な課題の 1 つです。荷重の受け継ぎに於いて不可欠になるのは【衝撃の吸収機能】であり、中でももっとも衝撃を受ける部位は踵であると多数の文献で報告がされています。

 

 

足部衝撃吸収機能の構造的な特徴

足部皮下組織は、たわみ・流動・滑走して、衝撃を吸収し、踵骨は、内側突起が骨支持点となることで、内外側方向に傾きやすい形態をしており、距骨下関節は、踵骨の動きに連動して、回内・回外方向へと可動します。足底・足部・足関節の形態は、荷重時の衝撃の吸収や骨の動きに瞬時に応答する機能を有しているのです。

 

 

トラスメカニズム

建築学でもよく使われている三角構造の事で、三角形構造は非常に強固で足アーチでは特に特異な三角形を構成しています。足アーチの 2つの上辺が骨性構造で伸縮できない構造であるのに対し,底辺が腱あるいは腱膜といった伸縮性に富む軟部組織であることから,体重が加わると三角形の頂点が下降し、底辺の足底腱膜が伸張することで,しなやかに衝撃を緩衝するとされています。

 

 

 

いわゆる扁平足では足底のアーチが下降し、足底腱膜が伸張位である事からトラスメカニズムでの衝撃吸収作用は低下します。代償的に距骨下関節での過回内運動と下腿の内旋運動などによって衝撃を吸収しようとします。そのため,下腿の筋疲労を生じ易い状況が想定され、剛性の低下した足部の動揺を制動する筋にも過負荷を強いるため、隣接関節へのメカニカルストレスをかけ、後脛骨筋障害などの原因となりやすいのが特徴です。

凹足(ハイアーチ)では扁平足とは対称的にアーチが高く、一見機能的ですが足部の剛性が高く足底腱膜の緊張も高いため,三角構造の底辺の伸張性が不十分になりやすく衝撃吸収力は低下し,足底筋膜炎を生じ易いと考えられています。

 

 

 

 

これらの問題に対し、関節可動域制限、筋力低下、神経系の入力・出力異常などのアプローチに目が向けられがちですが、踵部皮下組織の形態的な応答不全に対する考慮も機能的な荷重-衝撃吸収を行うためには必要な要素です。しかし身体的な形態・構造に対する介入は難しく、インソールやサポーターなどの補助具の使用を積極的に行うべきです。

 

ysoleでは専用に開発された形態的な衝撃吸収機能不全を補う特殊なラバーを搭載しています。

専用ラバーについては別のコラムで紹介したいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

理学療法士 芋川雄樹

 

 

 

引用文献 壇順司足 関節・足部の形態と機能-荷重時の形態応答について-

 

 

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